[静岡新聞]ものづくり応援団設立 公式サイトで情報発信 会長に大坪氏

2014年07月28日

本県のものづくり産業の再興に向け、産官学が連携する「静岡ものづくり未来応援団」の設立総会が
25日、静岡市内で開かれた。大坪檀静岡産業大総合研究所長が会長に就任した。同日開設した公
式ウェブサイト「しずテク」を核に、県内企業の優れたものづくり技術に関する情報を一元的に発信す
る。
 設立総会には、応援団メンバーの県や静岡、浜松両市、経済団体、大学関係者など約80人が出席
した。大坪会長は「本県にはバラエティーに富んだ中小、零細企業という宝の山がある。知恵と人材を
結び付け、21世紀の世界が求める新しい価値の創造を目指したい」と呼び掛けた。
 高秀樹副知事は「関係機関の密な連携を通して、本県産業の発展に支援いただきたい」と述べた。
 ウェブサイト「しずテク」は、構成メンバーが推薦した企業が、各企業の強みや最新の話題などを自ら
登録し、アピールできる。本年度は200件以上のものづくり企業情報の掲載を目指すほか、企業を集
めた勉強会やセミナー開催などを計画している。新聞、テレビ、ラジオなどによるさらなる発信を通じ、
販路拡大など新たなビジネスチャンスにつなげてもらう。