メディカルイノベーションフォーラム

2015年12月07日

メディカルイノベーションフォーラム2015プラス

浜松、東三河地域を中心に新たな医療機器開発などを推進する「メディカルイノベーションフォーラム」(主催 浜松医科大)が12月3日、浜松市中区のプレスタワーで開かれ、関連企業の代表者らが講演した。
 試作品製作を手掛けるクロスエフェクト(京都市)の竹田正俊社長は、中小企業が医療分野に挑むポイントを解説した。同社は独自の成形技術を生かし、軟質素材の心臓モデルを開発。2009年から手術前のシミュレーションに使われ、医師の技量向上に貢献している。
 竹田氏は「医師でなくても人命が救える」と医療分野に参入した動機を紹介。一方で、医師とのやりとりは専門用語が多く「医工連携の壁を感じた」とも明かし、専門書を購入して知識を深めたエピソードを披露した。
 また、浜松医科大の山本教授により、永島医科機械㈱の故齋藤技術本部長を偲んでという講演で、ともに開発していた手術用立体内視鏡システムなどを紹介。パネルディスカッションで、産官学の立場から、医工連携について意見を交わした。
 静岡県の中小企業の持つ技術を、いかにして医療機器の製造に結び付けるか。様々な課題はあるが、医療側、企業側、またそれを取り持つコーディネーターが、使命感を持って、取り組むことに大切さを感じた。(事務局)

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