音の速さで濃度を測る 超音波液体濃度計
超音波(音)は、液体の中をとても良く伝わります。濃度計は、液体の中を伝わる音の速さを高精度に測定し、濃度変化により変化する音の速さを的確に捉えることで、濃度を測定しています。
最終更新日 2021年03月08日
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富士工業株式会社
我々の製品は、超音波と同じように直接見る事は、出来ません。しかし、生活の中で欠かす事の出来ないモノづくりを支えています。例えば、スマ-トフォンや家電に数多く使用されている半導体や液晶パネルの生産工程には精密な管理が必要ですが、その工程内の薬液濃度管理にも当社の製品が使用されています。
液体濃度計,粘度計
超音波(音)は、液体の中をとても良く伝わります。濃度計は、液体の中を伝わる音の速さを高精度に測定し、濃度変化により変化する音の速さを的確に捉えることで、濃度を測定しています。
超音波粘度計では、1秒間に1万回以上の超音波振動を行うセンサ-を対象物に浸す事で、粘度(粘性)を測定しています。センサ-は、シ-ムレスな構造の為、目詰まり等が無く、洗浄性に優れています。
富士工業株式会社 代表取締役社長 伊藤 一之
当社は、40年以上前に超音波を使った医療用のCO2メータ-を生産する会社として産声をあげ、以来、産業用の計測器メ-カ-として歩んでまいりました。 当社の製品は、一般の方の目にとまる事は、ほとんどありませんが、スマホやパソコン等に欠かせない半導体や液晶パネルの製造現場で黒子として活躍しています。 近年は、経営理念として「社員とその家族の幸せを追求し、社会に貢献する」を掲げ、少しづつ成長する「年輪経営」をモット-にしていますが、今後は、航空機や次世代自動車などの新しい分野にも進出し、多くの人が笑顔で暮らせる社会になるために少しでもお役に立てればと考えています。