2014年08月08日
静岡県理事（産業戦略担当）
望月 誠
静岡県は、首都圏と中京・関西圏の中間に位置し、交通インフラが早期に整備され、全国有数のものづくり県として発展してきた。
しかし、最近、日銀の支店別のＤＩが全国最低となるなど、県内の経営者は、景況に悲観的な見方をしており、設備投資が進まない。
このため、経済界、金融機関、産業支援団体と県が一体となり、３月に「産業成長戦略会議」を立ち上げ、官民が連携し、工業用地の造成や企業の誘致、定着をはじめ、各種規制の緩和、新事業の創出、人材の確保、育成などに、スピード感を持って取り組んでいる。
静岡県の経営革新計画承認件数は、ここ２年連続して全国第１位となり、前３年間も第２位と、意欲ある経営者が数多くいる。
「静岡ものづくり未来応援団」が、優れた技術や製品を持つ企業を国内外にアピールし、取引の拡大につなげていくことは、本県経済の活性化に寄与するものと大いに期待している。
「やらまいか」精神が県内各地に溢れ、本県経済がリーマンショック前のように全国一元気になるよう、国や市町と連携を図るなど、全庁上げて、官民一体となって取り組みたい。
